治療施設紹介

量子科学技術研究開発機構
QST病院(旧 放射線医学総合研究所病院)
11,000人以上が治療を受けた、日本の重粒子線治療施設のパイオニア

独立行政法人 放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院

QST病院
〒263-8555 千葉県千葉市稲毛区穴川4-9-1
URL: https://www.nirs.qst.go.jp/hospital/
TEL:043-206-3306(事務課)
アクセス情報

治療に関するお問い合わせ

電話相談
TEL:043-284-8852
(平日9:00~11:30/12:30~15:00 祝祭日・年末年始をのぞく)

施設の特徴

  • ・放射線診療を基礎に置く研究病院として、がんの放射線治療と診断に特化した医療を行っています。
  • ・日本で最初の重粒子線照射施設「HIMAC」を備え、1994年より研究と治療を行っており、治療を受けた患者さまの数は国内最多の11,834人(2019年3月現在)に達しています。
  • ・母体である放射線医学総合研究所(放医研)は、重粒子線医学の礎となる多くの研究成果をあげており、国際的にも指導的な立場にあります。
  • ・治療の適応となる疾患以外の患者さまのために「総合プロトコール」を用意しており、重粒子線治療の適応拡大にも積極的につとめています。

放射線医学総合研究所の施設特徴

QST病院の治療実績(1994.6~2019.3)

QST病院の治療実績

QST病院の治療実績

対象となる疾患と治療期間の目安

下記のがんを対象としていますが、これ以外の疾患についても、できるだけ対応できるよう「総合プロトコール」を用意しています。無条件にどのような疾患、病態でも治療を行うわけではありませんが、臨床試験として治療を行うことがあります。

先進医療として治療されている疾患

疾患 治療期間の目安
頭頸部がん 鼻・副鼻腔・唾液腺等 4週間の治療
悪性黒色腫(眼球の脈絡膜) 1週間の治療
涙腺がん 3週間の治療
肺がん(非小細胞型) 局所進行がん  3~4週間の治療
 I期のがんは1週間以内で治療
肝臓がん 1週間以内で治療
膵臓がん 3週間の治療
前立腺がん 3週間の治療
子宮がん 5週間の治療
直腸がん(術後再発) 手術が困難なもの 4週間の治療
骨・軟部肉腫 手術が困難なもの 4週間の治療
遠隔転移でも他に有効な治療がないもの 一部適応
過去に放射線治療をうけた場合でも有害な副作用がないもの 一部適応

臨床試験が行われている疾患:
食道がん、乳がん、膵臓がん(一部)、転移性肝臓がん、腎臓がんなど