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- 治療費用
治療費用
重粒子線治療 + 通常の診療費用 が必要です
(日本の健康保険証をお持ちの方)
保険適用になり、高額療養費制度を使うことで医療費負担が押さえられた身近な治療
2024年6月現在、下記のがんに対する粒子線治療に保険適用が認められています。
①重粒子線治療
○骨軟部肉腫(手術が困難なもの)
○頭頸部がん(鼻・副鼻腔・唾液腺等、涙腺がん)
○早期肺がん(Ⅰ-ⅡA期)
○肝細胞臓がん(長径4cm以上のもの)
○肝内胆管がん
○局所進行性膵臓がん
○前立腺がん
○子宮頸部腺がん
○子宮頸部扁平上皮がん(長径6cm以上のもの)
○大腸がん(術後骨盤内再発)
○婦人科領域の悪性黒色腫
②陽子線治療
○小児がん(限局性の固形悪性腫瘍)
○骨軟部肉腫(手術が困難なもの)
○頭頸部がん(鼻・副鼻腔・唾液腺等、涙腺がん)
○早期肺がん(Ⅰ-ⅡA期)
○肝細胞臓がん(長径4cm以上のもの)
○肝内胆管がん
○局所進行性膵臓がん
○前立腺がん
○大腸がん(術後骨盤内再発)
治療費は前立腺がん治療費が160万円、それ以外の上記疾患は治療費237.5万円で、これに入院・診察費などを含めた金額の1~3割の金額が患者負担額となります。
更に、高額療養費制度の使用等で医療費の個人負担額が抑えられるなど、身近な治療となっています。
その他の疾患については、学会が作成した疾患別統一治療方針に基づき、引き続き先進医療として治療が行われることになりました。
先進医療として認められているがん治療は、一般の保険診療と併用することができます。重粒子線治療の費用は約300万円かかりますが(自己負担。日本の保険証をお持ちで無い方の費用は約400万~500万円です。治療費は各施設のホームページをご覧ください)、一般の保険診療と共通する診察、検査、入院、薬代などは健康保険を適用できます。